九州旅行（１日目）

＝序章＝

今年３月１４日ダイヤ改正時に、東京発で唯一残っていたブルートレイン「富士・はやぶさ号」が廃止されることが決定した。

自分が子供の頃、東京駅発の寝台特急は、「さくら」「みずほ」「富士」「あさかぜ」「はやぶさ」「出雲」「瀬戸」「紀伊」などたくさんあり、夕方から夜にかけて地元の茅ヶ崎駅を次々と通過するこれらのブルートレインに一度は乗ってみたいと憧れていたが、当時は叶わぬ夢だった。

その後、高校生、大学生、社会人になり、そんなことを考えていたことすら忘れて過ごしていて、そうこうしているうちに東京発の列車が次々と姿を消して行き、ついに今回の「富士・はやぶさ号」の廃止で東京駅発のブルートレインは全滅することとなった。

「もう二度と乗れなくなるのか…」と思うと、廃止前に一度は乗っておきたくなり、仕事を何とか都合をつけて休んで九州へ出かけることにした。

乗車列車は、「はやぶさ」（熊本行）か、「富士」（大分行）か少し迷ったが、

●なんとなく、「富士」に乗りたい。
●どうせ行くなら温泉にも入りたい。
●熊本から天草は遠そうだけど、大分から湯布院は近そう。

というような理由で、「富士」に乗車して大分へ行くことに決めた。

（注）客車型のブルートレインは全滅だが、電車型の「サンライズ出雲・瀬戸」は残る。


＝本題＝

今日は、家を１５：３０前に出て東京駅へ。空はまだ明るい。
まずは弁当とペットボトルの飲み物などを購入し、発車番線である１０番線へ。

■１０番線の隣、２０番線の新幹線（E2系）
今回はコンデジ（Fuji FinePix F100fd）のみ持参です。


１０番線から１７：１６の普通電車が発車すると、電光掲示の案内板に目当ての列車案内が表示された。


１７：２１頃、入線のアナウンスとともに１レが入線。 今日はEF66 42が牽引。


EF66は客車を切り離して、機回しのため一旦神田方面へ。


機関車が切り離されて現われた最後尾部分。
最後尾の車両の１２号車はスハネフ14 5。今回乗車するのはこの１２号車。



Fuji FinePix F100fdの広角28mmの歪みは結構醜いなぁ...

Ｂ寝台（開放）を外から見るとこんな感じ。


なんて言っている間に、機回しされたEF66が神田方面から９番線経由で先頭方面へ。


自分も先頭で機関車の連結を見るため、写真を撮りつつ先頭の１号車方面へ向かう。

■７号車～１２号車「富士」と、１号車～６号車「はやぶさ」の行き先表示。



この駅ホーム上の時刻表からももうすぐ「富士・はやぶさ」の表記が消える・・・


なんて写真を撮りながら向かった先頭車はすごい人で、 こんな感じの写真しか撮れず。


その後、最後部まで戻って１７：５０頃に列車内に乗り込み、定刻の１８：０３に東京駅を発車した。


夕方のラッシュ時の普通電車の合間にダイヤが組まれているため、特急といえど列車は辻堂駅を過ぎるまでは比較的ゆっくりと進む。
茅ヶ崎の手前でスピードアップし、１９時前に茅ヶ崎駅を通過。


茅ヶ崎を過ぎて、お弁当タイム。
子供のお土産用にポケモンの袋に魅かれて（笑）買ったポケモン弁当と、それ１つでは少ないのでもう一つのかにずし。 微妙に食べすぎだけど、旅行のときは無礼講ということで（笑）。


２１時過ぎ、「もうお休みの方もいらっしゃるので、これで本日の案内放送は終了します。また、車内の電気を暗くします。」との車掌のアナウンスがあって、座席側の電気が消えた。
ここで自分も用意されている浴衣に着替えて、まったりと過ごす。

■２２：４５ 名古屋駅定刻着


■２３：５０頃 米原駅（運転停車）
発車してから写真撮影したのでブレブレ。


米原を発車してしばらくして、日付が変わった。

（２日目につづく）

2009.12.5　タグ追加

タグ：富士 はやぶさ EF66 14系 E2系